おなか・おしりのこと

おなかのこと(胃腸科・消化器内科診療)

胃もたれ、胸やけ、腹部膨満、慢性的な下痢などでの症状でお困りの方

おなかのこまりごとの症状として

むねやけ・げっぷ・腹部膨満・腹痛・下痢・便秘などの症状があります。
必要に応じて胃カメラ(内視鏡)検査・腹部超音波・CT(すぐ結果をわかりたい場合は徒歩2分の辻秀輝整形外科で撮影・もしくは海南医療センターと提携し、結果は当院で説明)を行います。

症状でお困りの方の中には各種検査を実施しても異常を認めないケースが多くあります。病名でいうと逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群などになります。
原因は消化管蠕動障害、腸内環境因子、メンタル的因子(腸脳相関といわれます)等々多彩で、まだ解明されていないこと、治療法として確立していない部分もあり、治療に難渋することも多くあります。

当院は各種治療薬、食事療法を提案し、患者さん個人に合う治療を試しながら最善の方法をみつけるよう努めます。

慢性的な嘔気・腹部膨満・腹痛・便秘・下痢などで困っているかたの中にはSIBO(small intestine bacteria overgrowth)という病態である方が多くいらっしゃいます。簡単に言いますと元来腸内細菌が少ない小腸に腸内細菌が過剰増殖し各種症状を引き起こす状態のことです。この病態が疑われる場合はまず低FODMAP食という食事療法を提案します。それでも改善しない場合などは本当にSIBOの病態であるのかで見極め、次の治療(抗生剤治療など)につなげていく必要を考慮する場合があります。確定診断を得るための方法はありませんが、その中で水素呼気試験・メタンガス呼気試験は実施可能かつ有用とされています。 試験の結果SIBOの可能性が高いと考えられる場合には(検査結果だけではなく総合判断となります)抗生剤治療が有用であるといわれています(抗生剤治療についても保険適応外)どうしても困った際にはこれらの治療検査も選択肢の一つとなります。 水素呼気試験・メタンガス呼気試験 35000円  抗生剤治療 2万円程度

便秘・便失禁でお困りの方 便秘

しっかり食べてきちんと出すことは健康維持にとても重要です。便秘は生活の質を低下させるだけではなく、脳卒中や心筋梗塞など心血管イベントの発症リスクを高め、慢性便秘症の方はそうでない方と比べると生命予後が悪いとされていますので、適切な管理をすることはとても重要です。

ただ市販薬を服用するだけになっていませんか?

まず、安易な下剤使用で終わらせることなく、便秘の原因をわかることが大切です。便秘の原因には大腸癌が原因となっていることもありますので年齢や症状の経過によっては大腸カメラ(内視鏡)検査を行うことがとても重要です。

市販薬含め便秘の治療薬には刺激性下剤(特にセンナ・大黄の成分を含むもの)があり、確かによく効くのですが継続的な服用は大腸の神経を変性させることで薬剤耐性を生み効果がなくなるだけでなくなってしまい長期的な効果を考えると好ましくありません。
大腸の通過に問題があるのか、直腸から便を排出するところに問題があるのか等々原因を見極め、治療することが大切です。

近年、新規便秘治療薬がいくつか発売され、治療薬の選択肢が広がりました。
これら治療薬と生活習慣、排便習慣を提案し、まずは強制排便(センナ・大黄などの刺激性下剤)不要の排便を目指し、最終的には薬剤が不要な自然な排便を目指します。

腸内細菌検査

腸内環境(大腸の菌の状態)の状態は各種消化器症状さらにはアレルギーや肥満、精神状態にも影響を及ぼすとされ、近年注目されています。どうしても改善しない消化器症状を改善したい方、腸内環境を改善し心身の健康につなげたいとお考えの方におすすめいたします。

マイキンソープロ(Mykinso Pro)

  • 提供元:株式会社サイキンソー
  • 導入実績:全国1,500以上の医療機関で利用、検査実績20万件以上
  • 検査方法:便を採取して郵送 → 医療機関を通じて解析結果を受け取る
解析内容
  • 腸内フローラバランスを A〜Eの5段階 で判定
  • 各疾患リスクを 高・中・低の3段階 で評価(糖尿病、肥満、アレルギーなど)
  • 有用菌・要注意菌の割合を提示
  • エクオール産生菌や「やせ菌・肥満菌」の割合もわかる

特徴:医師や栄養士によるフォローがあり、生活習慣改善に直結しやすい

マイキンソープロについてはこちらから

マイクロバイオミー(MicroBio Me)

  • 提供元:キリンホールディングス × 米国 Thorne HealthTech
  • 解析方法:ショットガンメタゲノム解析を採用 → 種や株レベルまで細かく解析可能
解析内容
  • 腸内細菌に関する 約70項目のスコア を提示
  • 不足している有用菌(善玉菌)がわかる
  • 不足菌が「よろこぶ食材」も提示
  • 腸内細菌の潜在能力(ビタミンや短鎖脂肪酸を作る力)を評価
  • 脳腸相関や免疫スコアも確認可能

特徴:より詳細な解析で、個別の腸活アクションを提案できる

マイクロバイオミーについてはこちらから

比較表

項目 マイキンソープロ マイクロバイオミー
提供元 サイキンソー キリン × Thorne
導入実績 医療機関1,500以上、20万件超 新規だが詳細解析に強み
解析方法 16S rRNA解析中心 ショットガンメタゲノム解析
判定内容 腸内バランス(A〜E)、疾患リスク(高・中・低)、有用菌割合 約70項目スコア、不足菌と食材、潜在能力(ビタミン・短鎖脂肪酸)
結果にかかる時間 約4週 約6〜8週(米国での解析のため)
提供価格(税込み) 20,000円 40,000円

まとめ

まとめると、

  • 総合的な健康診断を重視するなら「マイキンソープロ」
  • より詳細な菌種レベル解析や食材提案を求めるなら「マイクロバイオミー」

腸活の目的に応じて選ぶのがおすすめです。例えば「生活習慣病リスクを医師と確認したい」ならマイキンソープロ、「食事改善を具体的にしたい」ならマイクロバイオミーが向いています。

肛門診療 -おしりのこと-

おしりのこまりごとがあればお問い合わせください。
主に、痔核(いぼぢ)裂肛(きれぢ)肛門周囲膿瘍や痔瘻があります。
痔核(いぼち)裂肛(きれぢ)については排便習慣に問題があることが多く、薬剤使用と排便習慣の改善でよくなることが多いです。 ※当院では肛門周囲膿瘍排膿や血栓痔核除去などの緊急的処置は可能ですが、痔核に対する根治的治療(手術・ALTA療法など)は実施しておりません。必要であれば治療可能施設を紹介いたします。